お知らせ

「順動丸」シャフト保存処理作業を行いました

「順動丸」は江戸時代に江戸と大阪間を航行した外輪式の蒸気船で14代将軍の徳川家茂や勝海舟、坂本龍馬など幕末の著名人が多く乗船した船です。寺泊沖で停泊中に新政府軍の軍艦から砲撃を受け佐渡汽船寺泊港付近で座礁、自沈しました。その「順動丸」のシャフトは錆による腐食が進んでいたため、長岡市がこの度保存処理を行いました。保存方法は、糖類の一種「トレハロース」を使った防さび処理で、「トレハロース」による文化財保護を研究する東北工芸大学の伊藤幸司教授の指導を受けて作業を行いました。伊藤教授は「トレハロース」での「これだけ巨大な金属製品の保存処理は世界初の試み」と説明しています。当社は、長岡市と業務委託契約を締結し、保存処理作業を行いました。

●順動丸シャフト保存処理事業作業動画(「長岡市教育委員会提供」)

順動丸シャフト保存処理作業動画

●順動丸シャフト保存処理作業状況写真(「長岡市教育委員会提供」)